2011年12月19日月曜日

メータオクリニックから~救いを求めた患者たちの証言

メータオクリニックから~救いを求めた患者たちの証言
メータオクリニックから救いを求めた患者たちの証言が届きました。
LEFE STORIES Mae Tao Clinic patients

メータオクリニック支援の会 田辺文医師による日本語翻訳はこちら
メータオクリニックから~救いを求めた患者たちの証言

メータオ・クリニック支援の会とは
メータオ・クリニック支援の会(JAM)はミャンマー/ビルマからタイへ貧困や戦火を逃れてきた人々のための病院、メータオ・クリニックの活動を支援する団体です。
詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.japanmaetao.org/index.html

2011年12月14日水曜日

カチン州国境、国内避難民緊急支援要請

カチン州国境、国内避難民緊急支援要請
6月に勃発したビルマ国軍のカチン民族勢力地域への侵攻から多くの避難民が出ています。
カチン民族のグループ、ウンパウン・ニントゥエ(カチン民族の夜明け)WPNが、日本ビルマ救援センターに緊急支援依頼を求めてきました。

WPN Proposal (View:word 193kb)
企画書 日本語 (ファイルを見る:word 164kb)

●プロジェクト名:カチン州国境、国内避難民緊急支援
●プロジェクト地域:カチン州東部
●プロジェクト時期:2012年1月1日~31日
●プロジェクト対象:カチン州戦闘地域に避難する国内避難民1万人

■背景:
2011年6月9日、ビルマ国軍はテイピン川に囲まれたカチン独立軍支配地域で戦闘を開始した。戦闘はカチン州にまで及び、プタオ、ダナイ、ワイモウ、バモーの町とカチン州に接しているシャン州北部も戦闘地となった。村人たちはいちばん近い都市に逃れた。、カチン独立組織の支配地域まで逃げ延びた人もいる。シャン州やバモーの国内避難民は中国国境のマイジャーヤンへ移動した。現在マイジャーヤンには1万人以上の国内避難民がいる。ワイモウからの国内避難民はライザー(カチン独立組織の本部がある)へと移動している。中国国境のライザーには2万人を越える国内避難民がいる。

中国側には数千人が避難しているが、中国政府は避難民への支援提供を拒否している。村人はビルマ国軍の暴力や攻撃を恐れて、土地や財産を捨ててきた。多くの国内避難民は未だにジャングルにいる。さらに多くの国内避難民が国境へと逃れてくるだろう。

現在ウンパウン・ニントゥエ(カチン民族の夜明け)救援グループ(WPN)は東部で継続して、国内避難民を援助している唯一の団体である。国内避難民は避難所、食糧、薬、衣服、子どものための学用品を含む様々な日常品が必要である。WPNはこれらを提供する支援活動を企画している。

■組織の歴史:
2011年6月9日カチン州でビルマ国軍との衝突が勃発した。衝突からおこった人道的危機に応えて、ウンパウン・ニントゥエ(カチン民族の夜明け)WPNはマイジャーヤン で2011年6月14日に設立した。WPNは紛争によって逃れてきた国内避難民や難民へ緊急援助を提供し、人権侵害や虐待の様子を記録している。WPNは特に東部の国内避難民の要求にこたえている。地域のリーダーや様々な宗派の教会のグループ、女性グループ、学校の先生、そして地元のNGOなどで救援チームは組織されている。確実に援助を届けるための必要な知識を持った団体で組織されている。

◇■カチン民族国内避難民緊急支援にご協力いただける皆さんへ■◇

1.郵便振替口座 00930-0-146926 口座名 BRC-J
2.りそな銀行 金剛支店 (普通) 6553928 口座名 日本ビルマ救援センター
銀行振り込みの場合は、センターまでお名前とご住所をお知らせください。
brcj@syd.odn.ne.jp
領収書をお送りいたします。
ご協力をよろしくお願いいたします。

参考
ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo)がお送りするきょうのビルマのニュースより
http://d.hatena.ne.jp/burmainfo/

2011年12月9日 ー 国境・少数民族武装勢力 ー

【シドニー・モーニング・ヘラルド】
カチン州で ビルマ国軍とカチン民族勢力との戦闘が激化 民主化改革に影

【ロイター】
カチン州で続く武力紛争で 3~4万人が避難民に 人道援助と長期的な援助が必要と支援団体

【バンコク・ポスト】
カチン州で 政府軍とカチン民族武装勢力との紛争が激化 人道危機に陥る危険があると国際NGO 推定3万人の避難民について深い懸念を表明

2011年11月4日金曜日

神戸グローバルチャリティーフェスティバルに参加しました。

神戸グローバルチャリティーフェスティバルに参加しました。
ハロウィンも近い週末だったので、仮装した可愛い子供たちのパレードがあったり、神大モダン・ドンチキのみなさんの賑やかな演奏、屋内のステージではバンドの演奏やベリーダンスなどの様々な催し物やタイマッサージなんてのもあって、とても楽しいイベントでした。もちろん美味しい屋台も。
BRCJの店番メンバーも代わりばんこでタイマッサージってきましたよ。
なので、お肌ピカピカ、だった・・・ハズ。

心地よい天気の中ちょぴりアクビしてたところ、お向かいのおじちゃんに笑われちゃったりしたのですが、シッカリビルマの現状や、私たちBRCJの活動も紹介してきましたよ。

今回のバザーで人気だったのは、キラキラのアクセサリーと、魔除けのお人形。
そして、肝心の売上げは、10,000円
ありがたくビルマの難民支援に活用させて頂きます。

バザーではどんなモノを売っているの?
難民女性が伝統的な手法で織った織物を、カバンやスカーフなどに縫製し製品に仕上げたものや、その土地産のシルバーのアクセサリー、それ以外にも素敵な小物がたくさんあります。
一度、見にきてね。


次のバサーは・・・またココでお知らせします。
それまで待てない、そんなアナタは是非に本ビルマ救済センターへご連絡ください。

2011年9月26日月曜日

メータオ・クリニック2010年年間レポートが発行されました

メータオ・クリニック2010年年間レポートが発行されました
日頃よりご支援いただきまして誠にありがとうございます。

メータオ・クリニック2010年年間レポートが発行されましたので
JAM支援者の方々にお知らせいたします。

下記URLからご覧ください。
http://maetaoclinic.chicappa.jp/report/anualreport2010.pdf

英文のみですがたくさんの写真が盛り込まれています。
支援団体のロゴに昨年度完成したJAMのロゴもいれていただきました!

JAM は2008年3月に発足されたNGOです。
ビルマ/ミャンマーからタイへ貧困や戦火を逃れてきた人々の病院、メータオ・クリニックの活動を支援する目的で設立されました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

メータオ・クリニック支援の会
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発行:メータオ・クリニック支援の会WEBサイト:
URL:http://www.japanmaetao.org
MAIL:support@japanmaetao.org
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2011年9月9日金曜日

「2011年夏 タイ・ビルマ国境訪問報告会」

「2011年夏 タイ・ビルマ国境訪問報告会」
8月10日より21日まで実施しましたタイ・ビルマ国境訪問の報告会を行います。
サンクラブリ、メーソットの難民キャンプや関連NGO、クリニック、移民学校などの様子をお伝えします。また、国境の状況や第三国定住プログラムについてもお話しいたします。

○日時:2011年9月25日(日)18時~20時
○会場:クレオ大阪東 会議室 大阪市城東区鴫野(しぎの)西2-1-21
http://www.creo-osaka.or.jp/east/access.html
京橋駅 (JR線) 南口から南へ約600メートル
大阪ビジネスパーク駅(地下鉄長堀鶴見緑地線) 4番出口から東へ約700メートル
京橋駅 (京阪線) 中央口から南へ約850メートル

申し込みは不要です。直接会場までお越しください。

日本ビルマ救援センター事務局

Burmese Relief Center-Japan
brcj@syd.odn.ne.jp
http://www.brcj.org/

2011年8月20日土曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.8

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.8
【8月19日(金)】
メータオクリニックでA先生から歯科、眼科、鍼灸の病室と、新しくできた子どもの部屋を案内していただきました。

いつのもように献血をしてメーソットを離れました。

最終目的地のチェンマイではビルマ救援センターの代表と会い、洪水の被害やシャン州、カチン州の避難民の状況を聞きました。


【8月20日(土)】
最終日です。今までの疲れを取るためにゆっくりと過ごしました。
夕方の便でチェンマイ~バンコク~関西と帰路に着きました。

2011年夏の国境訪問報告会を実施いたします。
日程や会場につきましては決まり次第ご案内いたします。

2011年8月18日木曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.7

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.7
【8月18日(木)】
メラキャンプへ
SVAの図書館横まで車で入り、商店街を通りKWO事務所へ。
キャンプの友人が待ってくれていました。前回支援したIDPの支援報告と写真を受け取りました。
第8保育園、シリサンダ学校を見学し、キャンプを見下ろせるパゴダへ。
メラキャンプの変化は年2回の訪問では追いつかないほど速いです。新しい発見がたくさんありました。


(2010年度第三国定住者からの報告(写真と手紙))

2011年8月17日水曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.6

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.6
【8月17日(水)】
今日はメーソットのニューブラッドスクールとパラミスクールを午前中に見学しました。
ニューブラッドでは高校生が案内役をしてくれました。



パラミは自治労大阪が支援している学校です。建物は立派で、設備も整っていました。
午後にAAPP(政治囚支援組織)に行きました。ボーチーさんともお会いできました。ツアーの初めての方に博物館を見てもらいました。

フェアートレードの店、ボーダーラインとWEAVEに行きました。どちらも趣のある素敵なお店です。大阪にこんなお店ができたらいいなといつも思います。
メータオクリニックにボランティアで来られている歯科医のA先生と、SVAのスタッフの方、MMTと一緒に夕食を食べました。A先生は東京で開業されていますが、年に4回、こちらのクリニックで診療されます。今回からは移民労働者の子どもたちの学校でも診療されるそうです。

2011年8月16日火曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.5

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.5
【8月16日(火)】
ウンパンからヌポへの道のりは2時間半かかりました。
途中からは舗装した道がなくなり、でこぼこ道になります。車の中で何度も頭をぶつけました。


IDPと孤児の寄宿舎に向かいました。子どもたちは学校に行っていたので会えませんでしたが、お世話をしている方にお話を伺いました。寄宿舎の周りはきれいに植物が植えられていて、キャンプの中の1番きれいな寄宿舎に選ばれたそうです。

次に向かったのがSVAの図書館です。初めての参加者が、熱心にメモを取られていました。
1時半にキャンプを出ました。途中、道が悪く、メーソットに着いたのが8時でした。


2011年8月15日月曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.4

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.4
【8月15日(月)】
ウンピャンマイキャンプへ。
山道を2時間進み到着。

KWOの事務所で、ボニョさんや他のスタッフに会い、お話を伺いました。
3月の訪問では悪天候で、他の場所を見学できませんでしたが今回は山の上のお寺とメータオクリニックの孤児の寄宿舎に行きました。
孤児たちには次回にギターとボールを届けることを約束しました。
帰路、大雨で道路が浸水している個所があり、しばらく立往生しましたが難なく通過できました。


メーソットのKWOで同行してくれるポウルー(仮名)は20歳のかわいらしい女性です。
キャンプ訪問の間、キャンプの案内とカレン語の通訳を務めてくれます。
一見するとわからないのですが、彼女の右足は義足です。
11歳の時に、隣の村にある学校へ行く途中に地雷を踏んだそうです。
「今日は様子がおかしいから、学校は休んだほうがいいよ。」というお母さんの言葉をきかずに、家を出た後のことでした。
2000年にメラキャンプに一人で来て、寄宿生活をしながら高校生のレベルを終了しました。
両親はカレン州のコートレイの近くで、今も農業をしながら生活しています。
両親とは連絡は取れますが、それ以来会っていません。バンコクに出稼ぎに行っているお兄さんや弟にも会えません。メーソットから出られないからです。
KWOのメンバーになった後、第三国定住でアメリカに行ける機会がありました。
しかし、お母さんが止めたので、今度はアメリカ行きをやめました。
ポウルーの話を聞いて、勉強したいという彼女の望みを何とかかなえてやることができないかと心から思いました。

2011年8月14日日曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.3

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.3
【8月13日(土)】
サンクラブリ7時出発、メーソット到着が午後6時。長い距離の移動でした。



【8月14日(日)】
8月の満月の日、カレンのリスト・タイイングの祭りの日です。
出発前から、この日を楽しみにしていました。

バナナともち米とバナナの葉を掌に載せて、木綿の糸を相手の幸せを祈りながら手首に巻いてもらいます。お互いの幸せを祈りながら、糸を巻きあう姿はとても美しいです。

国境は今も閉じたままです。しかし、モエイ川を渡る手段として、雨季はオートが行きかっていました。
タイヤチューブは15バーツでしたが、ボートは20バーツかかるそうです。

昼食後、市場で長靴を買って、スカイブルー・スクールとゴミ捨て場に行きました。日曜日なので寄宿している生徒35人だけがいました。普段は143人が勉強しています。

学校を後にし、ゴミ捨て場へ。雨は降っていませんが、地面はぬかるんでいて、足首までの長靴では、泥が靴の中にはいってきそうでした。においもきつかった。

ミンスイさんの家族と再会し、お話を聞きました。家族がみんな健康そうで安心しました。

SAW(Social Action of Women)の子どもたちに会いに行きました。私たちの到着を待ってくれていたようで、にぎやかな出迎えを受けました。手遊びや、身体を使った遊びをみんなでしました。

マウンマウンティンにメータオクリニックのツアーをしてもらいました。外科病棟で27日前に地雷で足を失った男性患者(43歳)の話を聞きました。カレン州で、仕事に行く途中に地雷を踏んだそうです。兵士でもない、一般の人が地雷の犠牲者になるというのが、国境の現状です。義足の研修室でも大きなボードに地雷犠牲者のリストが書かれていて、それが毎日、数人ずついるということに驚きました。この現状は絶対、日本の人に知ってもらいたいと思います。

メータオクリニックのシンシア先生と1時間、お話を伺うことができました。いつも冷静で、たくさん降りかかってくる困難にも動じることなく対応される姿に敬服します。

2011年8月12日金曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.2

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.2
【8月12日(金)】
今日はタイ王国の王妃のお誕生日、タイの母の日で、予定していたバンドンヤンキャンプ訪問は取りやめになりました。

午前はスリー・パゴダ・パス(ビルマ側はパヤートンズ)に行きました。

国境のゲートは開いていて、多くのビルマ人がタイ側のマーケットへ買い物に来ていました。私たちもビルマ側に一歩踏み込んだところ、案の定、監視員から手招きされ、慌ててタイ側に戻りました。ビルマ人は自由に出入りできるようですが、タイ人、外国人は駄目だそうです。

そのあと、モンの寺院と仏塔に行き、ビルマの民主化を祈りました。

午後はセイフ・ハウスに行きました。サンクラブリの町から車で45分ほど国境側へ向かいます。

ポルルさん、TBBCのファーさんからお話を伺いました。
どんな逆境に生きる人もそれに手を差し伸べてくれる人々がいることは本当に素晴らしいと思います。
モン女性組織にも立ち寄りました。
若い女性が目的意識を持ち頑張っていました。元気をもらいました。

2011年8月11日木曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.1

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.1
【8月10日(水)】
BRCJの2011年夏国境ツアーが始まりました。
今回は、20日まで、サンクラブリ、メーソット、チェンマイを訪問します。


【8月11日(木)】
朝7時半にバンコクを出発し、カンチャナブリを経由してサンクラブリに2時過ぎに着きました。
3年ぶりのサンクラブリ訪問です。



Weaving For Women (WFW)のデイジーと再会し、日本から持ってきた古着を預けました。
WFWの機織り作業を見学し、その後モンのグループを訪問しました。
モンの人権状況を伺い、たくさん考えさせられる場面がありました。

2011年7月27日水曜日

ビルマ難民支援基金の報告書

「メータオクリニック緊急支援の呼びかけ」に基づくビルマ難民支援基金の報告書
6月16日に実施しました「メータオクリニック緊急支援の呼びかけ」に基づくビルマ難民支援基金より本日、皆さまよりお預している150万円(551,470.95B)を第二次送金とさせていただきました。
(現在の送金総額:184万円)

外国関係計算書を持ちましてご報告させていただきます。
ご確認下さい。

>>外国関係計算書はこちら

尚、手数料の6500円は前回同様、PFBのイベント収益金より拠出させていただきました。
今後の送金はある程度まとまった額となり次第、行いたいと思います。
何かご不明な点がございましたらご連絡下さい。

2011年7月11日月曜日

メータオクリニックから報告書が届きました。

メータオクリニック 20011年1月~4月報告書
メータオクリニックから20011年1月~4月の報告書が届きましたのでおしらせいたします。


平素よりメータオ・クリニックおよび、メータオ・クリニック支援の会の活動に対して、ご理解とご支援をありがとうございます。

昨年11月、ビルマ国内総選挙後に発生した難民流入に対して、メータオ・クリニックと関連団体は臨時の救援プロジェクトを立ち上げ救援活動に当たってきました。

このプロジェクトを支えるべく日本からもたくさんのみなさまに寄付金をいただいております。心より感謝を申し上げます。

メータオクリニックから、2011年1月~4月のプロジェクトレポートが送られておりますので、当会で作成した和訳要約版とともにお目にかけます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

暑さの厳しい折、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。

メータオクリニック支援の会(JAM)
日本事務局 田辺

原文
http://maetaoclinic.chicappa.jp/report/Emergency_Report_April_30[1].pdf

和訳要約
http://maetaoclinic.chicappa.jp/report/report%20sum.pdf

2011年6月22日水曜日

日本ビルマ救援センター事務局よりお知らせ

日本ビルマ救援センターは
「緊急支援の呼びかけ~メータオクリニック シンシア・マウン医師の声明を受けて」
に賛同させていただいております。ご協力をよろしくお願いいたします。
日本ビルマ救援センター事務局
みなさま、

本日2011年6月16日、ビルマ市民フォーラムは「緊急支援の呼びかけ~メータオクリニック シンシア・マウン医師の声明を受けて」という声明に賛同し、みなさまにメータオクリニックへの緊急寄付の呼びかけをさせていただきたいと思います。

メータオ・クリニックは、軍事政権による迫害・弾圧を逃れタイに避難してきたビルマ人を救うために1989年にタイとの国境の町メソットに設立された医療機関です。その設立者はカレン族出身のシンシア・マウン医師で、彼女はアジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞を2002年に受賞しています。
難民キャンプで長期間にわたり避難を続ける人々や、ビルマでは医療を受けることができない人々が国境を越えて、メータオクリニックにやってきます。メータオクリニックは支援者からの寄付によって運営されており、人々は無料で医療を受けることができます。

メータオクリニック : http://maetaoclinic.com/

みなさま、どうぞ宜しくお願い致します。

【緊急支援の呼びかけ~メータオクリニック  シンシア・マウン医師の声明を受けて】
昨年11月のビルマ総選挙後、タイ国境において停戦合意中の少数民族武装勢力がビルマ国軍への強制編入および総選挙への強制参加に反発し、ビルマ国軍との間に武力衝突が発生しました。
その結果、衝突直後最大1万人以上の難民がタイに流入しました。今年1月以降、戦闘はビルマ南部の農村部へと広がり、今現在は田植えの時期にあたることから、今後食糧危機が更に深刻化することが予想されます。戦闘は現在まで続いており、避難民たちは長期にわたって居住地に帰還できない状態が続いています。

こういった状況を受け、タイ・ターク県のメータオクリニックで長年にわたって、難民等への医療活動 に携わってきた著名な医師、シンシア・マウン氏から緊急の支援を訴えるメッセージが届きました
ビルマ難民支援基金事務局では、シンシア医師の切実なメッセージを重く受け留め、日本国内の皆さまに緊急支援の呼びかけを行うこととしました。
14万人以上ともいわれるタイ・ビルマ国境地帯のビルマ難民は、日常的に過酷な生活を余儀なくされています。こういった難民がさらに膨れ上がろうとしている現状を少しでも改善できるよう、皆さまからの支援をよろしくお願いいたします。
■支援金振込先
三井住友銀行 麹町支店(218)
(普通)1607998
「ビルマ難民支援基金事務局 渡邉彰悟」
※支援金は全額メータオクリニックに直接送金させていただきます。

[賛同]
ビルマ市民フォーラム http://pfb-japan.org/
メータオクリニック支援の会 http://www.japanmaetao.org/
日本ビルマ救援センター http://www.brcj.org/
(社)アムネスティ・インターナテョナル日本 http://www.amnesty.or.jp/

2011年6月10日金曜日

メータオクリニックよりご支援のお願い

支援者のみなさまへ メータオクリニックよりご支援のお願い
支援者のみなさまへ

ご支援のお願いのためこのメッセージを書いています。

ご存知のように、2010年11月にビルマで行われた選挙後、ビルマで紛争が勃発し、何千もの人々がタイに流入しました。メータオクリニックと協力団体はこの難民保護のため最も必要とされたシェルターと食料を提供してきました。

しかしながらこの紛争は停戦の兆しを見せず、人々のわが子への心配は募るばかりです。彼らは家に帰りたいと熱望しながら、地雷や強制労働、戦闘といった危険に阻まれています。日中はなんとか家に戻り軍隊から家や畑を守る村民もいますが、夜間は安全のため国境を超えタイ側に避難しています。

この紛争に影響を受けた子どもの状況はさらに深刻です。ビルマ国内の学校は休校となったままで、親たちは教育が滞ることを懸念しています。メータオクリニックとその他の団体はモバイル教育ユニットを結成し、こうした子どもたちに教育の機会を与えるよう努力してきました。しかしできる限りの安定と保護を提供するため、より長期的な政策が必要と思われています。

メータオクリニックと関連団体、紛争被害地域団体は寄宿舎と学校がこうした状況を改善するのに適した場所だと判断しました。現在606名の紛争の直接被害児童を確認し、寄宿舎と学校に住まわせています。こうした寄宿舎は国境の近くに位置し、困難な状況においても家族が近くで暮らす機会を与えています。

私たちは子どもたちへの食糧供給のため、みなさまの支援を必要としています。メータオクリニックは紛争勃発前より2805名の児童に対してすでに食糧支援を行っており、今年6月(新学期)からは10%増と予想していました。しかし現在の児童数の増加は想像以上であり、すべての子どもたちに食料を与えるための予算を組むことができません。助けていただけないでしょうか?

300バーツ(約900円)で1人の子どもに1ヶ月分の食事を与えることができます。これからの10ヶ月間この子どもたちを食べさせるのに、180万バーツ(約540万円)が必要です。みなさまのできる範囲で紛争によって避難を余儀なくされた子どもたちを守って下さい。

以下のウェブサイトより直接寄付ができます。
http://maetaoclinic.com/donate.html

どんな小さなお心遣いでも光栄に思います。

みなさまとご家族が平和でありますように願っています。

シンシア・マウン
メータオクリニック院長


以下原文です。

Dear Friends,

We are writing to ask for your help.

As many of you will know, conflict broke out in Burma following elections in November 2011, forcing thousands of people across the border into Thailand. Mae Tao Clinic and its partners have been assisting these refugees hiding along the border by providing much needed shelter, food and protection.

But the conflict shows no sign of stopping. And parents are getting increasingly worried about their children. Although people have been expecting to go back home, many dangers face them and their children on their return, such as landmines, forced labour and fighting. Some villagers return to their properties during the day to try to protect them from the army, but they still must seek safety across the border at night.

This situation is highly disruptive and distressing for the children affected by the conflict. Schools still remain shut in Burma, yet parents have been expressing a concern over their children's education since November. Mobile education units were set up by MTC and other organizations in a bid to give them access to education, but a longer-term solution is now required to provide these children with some semblance of stability and protection.

MTC, its partners and the community affected by the conflict have agreed that integration into boarding houses and schools is the best solution for the children at this time. We have identified 606 children directly affected by the conflict and are now giving them places in boarding houses and schools. These boarding houses are close to the border, giving the families an opportunity to remain close, despite the difficulty of the situation.

We now desperately need your support to provide food for these children. MTC was already feeding 2,805 people before the crisis and we had budgeted for a 10% increase in student numbers in June. But the current rise has been unprecedented and we do not currently have the funds to cover the cost of food for these children. Could you help?

It costs 300 baht to pay for a month's supply of food for each child. To feed these children for the next 10 months, we need 1.8 million baht in total (approximately $62,000 USD). You can help us protect and provide for these children displaced by the conflict by giving as much as you can. A donation of $20 can pay to feed a child for two months. Please visit www.maetaoclinic.com/donate to make a vital contribution.

We are grateful for whatever you can contribute to help these children affected by the conflict.

Peace and warm wishes to you and your family.

Sincerely,

Dr Cynthia Maung
Director of Mae Tao Clinic

2011年6月6日月曜日

世界難民の日2011 関西集会のおしらせ

世界難民の日2011関西集会
難民にもやさしい国に 難民とともに生きる社会へ
~~ 難民条約 60周年、日本の難民条約加盟30年周年記念集会 ~~
6月20日は2000年の国連総会で決定された「世界難民の日」です。
世界各地の難民に思いをはせ,その人権を確立していこうとする日です。

今年は1951年6月28日の国連特別総会で「難民の地位に関する条約」(難民条約)が採択されてから60年周年です。また、この年の1月1日から承認に先立って国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所が活動を開始しています。
日本は1981年10月3日に難民条約に加入し、今年は30周年になります。

日本では、2008年から毎年1,000人を超える人が難民申請をし、2010年には1202人が申請しています。しかし一方この年に認定された人はわずかに39人です。
多くの難民がこの国で行き場を失い、彼らはひっそりとこの国で暮らしています。

 難民は平和な祖国と家族との安全な生活を求めています。
 私たちの望んでいることと同じではないでしょうか?

東北関東大震災で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げ、また難民をはじめ外国籍の方々や入国者収容施設の被収容者の皆さんの生活と安全が確保されることを願い、皆様とともに活動を広げたいと思います。

「世界難民の日」‘11 関西集会実行委員会
日時:2011年6月26日(日) 12時開場  12時30分開始

場所:大阪市立住まい情報センター  ホール
大阪市北区天神橋6丁目4-20
TEL:06-6242-1160
地下鉄「天神橋六丁目」駅下車3号出口連絡、JR環状線「天満」駅北徒歩7分 地図はこちら
資料代:1000円 / 学生 500円

【内容】※内容は変更することがあります。
在日難民リレートーク

講演

・基調講演「難民条約のこれまでとこれから、市民社会とNGOの役割」
関西外国語大学・教授 新垣 修 氏

・「30年たった日本の難民受け入れ…裁判の事例から」
全国難民弁護団連絡会議会員・弁護士  空野 佳弘 氏

・「日本の難民受け入れは進むのか?」
民主党難民ワーキングチーム

難民ブース/出身国の情報や難民との交流を
写真展/アフガニスタン・ビルマ・コンゴ・パレスチナなど

【スタッフ等大募集】http://www.rafiq.jp/wrd/index.html

*日本ビルマ救援センターはブース出展いたします。

2011年5月10日火曜日

日本ビルマ救援センター(BRCJ)報告会資料

日本ビルマ救援センター(BRCJ)報告会資料
2011年春 日本ビルマ救援センター(BRCJ) タイ・ビルマ国境訪問報告会のレポートです。

ドキュメントはこちらから >> BRCJ現地支援報告書

ぜひご覧ください。

2011年4月22日金曜日

「2011年春 タイ・ビルマ国境訪問報告会」

「2011年春 タイ・ビルマ国境訪問報告会」
3月25日から4月4日まで実施いたしましたタイ・ビルマ国境訪問の報告会を下記の日程で行います。
フォトジャーナリストの宇田有三さんも今回の訪問に同行されました。
イトゥタIDP難民キャンプや国境の現状を報告いたします。
なお、今回の訪問の一部は大竹財団より助成金をいただきました。

日時:2011年5月1日(日)午後4時~6時
場所:大阪YWCA(梅田) チャペル
http://osaka.ywca.or.jp/access/umeda.html
〒530-0026 大阪市北区神山町11-12
TEL.06-6361-0838 FAX.06-6361-2997

アクセス
・阪急梅田駅から東へ徒歩約10分
・阪神梅田駅から東へ徒歩約10分
・JR大阪駅から東へ徒歩約12分
・地下鉄堺筋線扇町駅から西へ徒歩約5分
・地下鉄谷町線中崎町駅から南へ徒歩約5分
・JR環状線天満駅駅から西へ徒歩約7分

内容:メーラ難民キャンプ、ウンピャンマイ難民キャンプ、イトゥタIDP難民キャンプ、移民労働者の子どもたちの学校、関連NGO訪問の報告

2011年4月5日火曜日

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.6

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.6
【4月1日(金)】
翌朝、寒さで目が覚めました。
第6ブロックへ急斜面を上ると、水汲みに降りてきた姉妹に出会いました。
背中に水汲みの容器のはいった籠をしょって、軽やかに山を降りていきました。

短い訪問でしたが国内避難民の生活を見せていただきました。
今まで足を踏み入れることができなかったその場所は、やはり一番支援が必要な場所でした。
雄大なサロウィーン川を前に、私たちのできる支援をここに届けようと思いました。

タイ側に戻り、夕方にはチェンマイに着きました。

WEAVEのショップで、カレンの製品をバザーのために仕入れました。



【4月2日(土)】
チェンマイ在住のNGOメンバーと情報を交換しました。


【4月3日(日)】
ツアー最終日。深夜便までの時間を自由に過ごしました。


2011年春の国境訪問は、初めてのIDPキャンプ訪問がありました。
今後のBRCJの活動にも影響する有意義な訪問となりました。
たくさんの宿題を持ち帰り、それらをこれからの活動につなげていきます。


2011年春タイ・ビルマ国境訪問報告会を実施いたします。
日程などの詳細は改めてお知らせいたします。

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.5

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.5
【3月31日(木)】
メーソットからメーサリアンまで移動しました。
日差しが心地よい、良い天気になりました。


【3月31日(木)】
メーサリアンから車で約2時間、国境の町、メーサムレップへ。
ここでボートに乗り換えて約1時間半。国内避難民のキャンプ、イトゥタキャンプに着きました。
初めての国内避難民キャンプ訪問です。
ここにはほかのキャンプにあるような、国際NGOの事務所はいっさいありません。
メーラキャンプのような、商店のにぎわいもありません。
洪水で流される前のメコンカーキャンプの地形に似ていました。
川に沿って、その両側に家屋が並んでいました。
約670家族、4500人の人々が暮らします。
TBBCからお米の援助はありますが、そのほかの支援は届きにくいです。
子どもたちの服装である程度、豊かさ、貧しさが判断できると思います。
ここの子どもたちは、タイ国内の難民キャンプの子どもたちよりずっと貧しいです。


そして、よく働いています。配給の米運び、水運び、妹や弟の世話、たくましさを見せてもらいました。

夜、新しく到着した難民の2家族から話を聞くことができました。
懐中電灯を手に、ゲストハウスに来てくださいました。
彼らの生々しい体験から、ビルマ軍政への怒りがこみ上げてきました。
電気のない真っ黒な暗闇で見上げた星は、とても大きく美しかったです。

2011年4月4日月曜日

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.4

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.4
【3月29日(火)】
メーソットから車で2時間のウンピャンマイキャンプに行きました。
天候はやはり、いつもの3月とかなり違います。
雨季でもこんなに寒くありません。
雨が降って、霧も出て、先5メートルほどの視界です。
いつもはきれいに見える山の上からの見晴らしも、全く見えません。
KWOの事務所では、温かいお茶と毛布を出していただきました。
夏休みになった子どもたちは、ポーカレン語、スゴーカレン語の識字教室に通っていました。
悪天候のために、山頂のお寺にもシンシア先生の寄宿舎にも行けなかったので、早々にメーソットに引き上げてきました。
メーソットではHelp without FrontierというイタリアのNGOの縫製工場に行きました。
今回同行していただいた皆さんが、縫製指導ができる方々でしたので、工場を見せていただき制服の型紙などにアドバイスをいただきました。
マウンマウンティンから今描いている絵を見せてもらいました。
日本でまた展覧会をして、皆さんに見ていただきたいです。

2011年4月3日日曜日

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.3

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.3
【3月28日(月)】
シャンティ国際ボランティア会(SVA)のメーソット事務所で「キャンプパス」をいただきメーラキャンプへ出発。車で1時間10分で到着しました。
いつもの訪問コースとは異なり、新しい発見もありました。
KWOの織物と縫製のプロジェクトを見せていただく予定が、糸がなくどちらも行われていませんでした。 以前BRCJがサポートしていた孤児院を訪問。
子どもたちの大きくなった姿を見せてもらいました。




メーソットに戻り、支援先のニューブラッドスクールへ。
生徒の数がまた、また増えて300人に。
そのためトイレや教室の増築をしていました。
資金が足らないために屋根だけの教室です。
日本から持ってきた楽器をプレゼントしました。


SVAの小野さん夫妻が孤児院、Hope of Heavenへ連れて行ってくださいました。
一番小さい女の子はメーソット病院のトイレに捨てられていたそうです。
メータオクリニックを介してこの孤児院へ来た女の子は今では、笑顔で、よちよち歩いて、この施設の人気者でした。

2011年4月2日土曜日

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.2

BRCJ2011年春タイ・ビルマ国境訪問 Vol.2
【3月27日(日)】
3月というのに肌寒く、曇っていて、時折雨が降りました。

メーソット、ゴミ捨て場
昨年8月にあった家族に写真を届けました。
働く人々、子どものたくましさにいつも、励まされます。
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KWO(カレン女性組織)
事務所に織物を見せてもらいに行きました。
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ボーダーライン
フェアートレードショップ。各少数民族のグループからの製品を販売しています。
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AAPP(政治囚支援組織)
代表のボーチーさんにもお会いできました。
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SAW (Social Action of Women)
孤児や障害を持った子どもたち52人の世話をするグループ。
日本から持ってきたおもちゃを届けました。