2011年6月22日水曜日

日本ビルマ救援センター事務局よりお知らせ

日本ビルマ救援センターは
「緊急支援の呼びかけ~メータオクリニック シンシア・マウン医師の声明を受けて」
に賛同させていただいております。ご協力をよろしくお願いいたします。
日本ビルマ救援センター事務局
みなさま、

本日2011年6月16日、ビルマ市民フォーラムは「緊急支援の呼びかけ~メータオクリニック シンシア・マウン医師の声明を受けて」という声明に賛同し、みなさまにメータオクリニックへの緊急寄付の呼びかけをさせていただきたいと思います。

メータオ・クリニックは、軍事政権による迫害・弾圧を逃れタイに避難してきたビルマ人を救うために1989年にタイとの国境の町メソットに設立された医療機関です。その設立者はカレン族出身のシンシア・マウン医師で、彼女はアジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞を2002年に受賞しています。
難民キャンプで長期間にわたり避難を続ける人々や、ビルマでは医療を受けることができない人々が国境を越えて、メータオクリニックにやってきます。メータオクリニックは支援者からの寄付によって運営されており、人々は無料で医療を受けることができます。

メータオクリニック : http://maetaoclinic.com/

みなさま、どうぞ宜しくお願い致します。

【緊急支援の呼びかけ~メータオクリニック  シンシア・マウン医師の声明を受けて】
昨年11月のビルマ総選挙後、タイ国境において停戦合意中の少数民族武装勢力がビルマ国軍への強制編入および総選挙への強制参加に反発し、ビルマ国軍との間に武力衝突が発生しました。
その結果、衝突直後最大1万人以上の難民がタイに流入しました。今年1月以降、戦闘はビルマ南部の農村部へと広がり、今現在は田植えの時期にあたることから、今後食糧危機が更に深刻化することが予想されます。戦闘は現在まで続いており、避難民たちは長期にわたって居住地に帰還できない状態が続いています。

こういった状況を受け、タイ・ターク県のメータオクリニックで長年にわたって、難民等への医療活動 に携わってきた著名な医師、シンシア・マウン氏から緊急の支援を訴えるメッセージが届きました
ビルマ難民支援基金事務局では、シンシア医師の切実なメッセージを重く受け留め、日本国内の皆さまに緊急支援の呼びかけを行うこととしました。
14万人以上ともいわれるタイ・ビルマ国境地帯のビルマ難民は、日常的に過酷な生活を余儀なくされています。こういった難民がさらに膨れ上がろうとしている現状を少しでも改善できるよう、皆さまからの支援をよろしくお願いいたします。
■支援金振込先
三井住友銀行 麹町支店(218)
(普通)1607998
「ビルマ難民支援基金事務局 渡邉彰悟」
※支援金は全額メータオクリニックに直接送金させていただきます。

[賛同]
ビルマ市民フォーラム http://pfb-japan.org/
メータオクリニック支援の会 http://www.japanmaetao.org/
日本ビルマ救援センター http://www.brcj.org/
(社)アムネスティ・インターナテョナル日本 http://www.amnesty.or.jp/

2011年6月10日金曜日

メータオクリニックよりご支援のお願い

支援者のみなさまへ メータオクリニックよりご支援のお願い
支援者のみなさまへ

ご支援のお願いのためこのメッセージを書いています。

ご存知のように、2010年11月にビルマで行われた選挙後、ビルマで紛争が勃発し、何千もの人々がタイに流入しました。メータオクリニックと協力団体はこの難民保護のため最も必要とされたシェルターと食料を提供してきました。

しかしながらこの紛争は停戦の兆しを見せず、人々のわが子への心配は募るばかりです。彼らは家に帰りたいと熱望しながら、地雷や強制労働、戦闘といった危険に阻まれています。日中はなんとか家に戻り軍隊から家や畑を守る村民もいますが、夜間は安全のため国境を超えタイ側に避難しています。

この紛争に影響を受けた子どもの状況はさらに深刻です。ビルマ国内の学校は休校となったままで、親たちは教育が滞ることを懸念しています。メータオクリニックとその他の団体はモバイル教育ユニットを結成し、こうした子どもたちに教育の機会を与えるよう努力してきました。しかしできる限りの安定と保護を提供するため、より長期的な政策が必要と思われています。

メータオクリニックと関連団体、紛争被害地域団体は寄宿舎と学校がこうした状況を改善するのに適した場所だと判断しました。現在606名の紛争の直接被害児童を確認し、寄宿舎と学校に住まわせています。こうした寄宿舎は国境の近くに位置し、困難な状況においても家族が近くで暮らす機会を与えています。

私たちは子どもたちへの食糧供給のため、みなさまの支援を必要としています。メータオクリニックは紛争勃発前より2805名の児童に対してすでに食糧支援を行っており、今年6月(新学期)からは10%増と予想していました。しかし現在の児童数の増加は想像以上であり、すべての子どもたちに食料を与えるための予算を組むことができません。助けていただけないでしょうか?

300バーツ(約900円)で1人の子どもに1ヶ月分の食事を与えることができます。これからの10ヶ月間この子どもたちを食べさせるのに、180万バーツ(約540万円)が必要です。みなさまのできる範囲で紛争によって避難を余儀なくされた子どもたちを守って下さい。

以下のウェブサイトより直接寄付ができます。
http://maetaoclinic.com/donate.html

どんな小さなお心遣いでも光栄に思います。

みなさまとご家族が平和でありますように願っています。

シンシア・マウン
メータオクリニック院長


以下原文です。

Dear Friends,

We are writing to ask for your help.

As many of you will know, conflict broke out in Burma following elections in November 2011, forcing thousands of people across the border into Thailand. Mae Tao Clinic and its partners have been assisting these refugees hiding along the border by providing much needed shelter, food and protection.

But the conflict shows no sign of stopping. And parents are getting increasingly worried about their children. Although people have been expecting to go back home, many dangers face them and their children on their return, such as landmines, forced labour and fighting. Some villagers return to their properties during the day to try to protect them from the army, but they still must seek safety across the border at night.

This situation is highly disruptive and distressing for the children affected by the conflict. Schools still remain shut in Burma, yet parents have been expressing a concern over their children's education since November. Mobile education units were set up by MTC and other organizations in a bid to give them access to education, but a longer-term solution is now required to provide these children with some semblance of stability and protection.

MTC, its partners and the community affected by the conflict have agreed that integration into boarding houses and schools is the best solution for the children at this time. We have identified 606 children directly affected by the conflict and are now giving them places in boarding houses and schools. These boarding houses are close to the border, giving the families an opportunity to remain close, despite the difficulty of the situation.

We now desperately need your support to provide food for these children. MTC was already feeding 2,805 people before the crisis and we had budgeted for a 10% increase in student numbers in June. But the current rise has been unprecedented and we do not currently have the funds to cover the cost of food for these children. Could you help?

It costs 300 baht to pay for a month's supply of food for each child. To feed these children for the next 10 months, we need 1.8 million baht in total (approximately $62,000 USD). You can help us protect and provide for these children displaced by the conflict by giving as much as you can. A donation of $20 can pay to feed a child for two months. Please visit www.maetaoclinic.com/donate to make a vital contribution.

We are grateful for whatever you can contribute to help these children affected by the conflict.

Peace and warm wishes to you and your family.

Sincerely,

Dr Cynthia Maung
Director of Mae Tao Clinic

2011年6月6日月曜日

世界難民の日2011 関西集会のおしらせ

世界難民の日2011関西集会
難民にもやさしい国に 難民とともに生きる社会へ
~~ 難民条約 60周年、日本の難民条約加盟30年周年記念集会 ~~
6月20日は2000年の国連総会で決定された「世界難民の日」です。
世界各地の難民に思いをはせ,その人権を確立していこうとする日です。

今年は1951年6月28日の国連特別総会で「難民の地位に関する条約」(難民条約)が採択されてから60年周年です。また、この年の1月1日から承認に先立って国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所が活動を開始しています。
日本は1981年10月3日に難民条約に加入し、今年は30周年になります。

日本では、2008年から毎年1,000人を超える人が難民申請をし、2010年には1202人が申請しています。しかし一方この年に認定された人はわずかに39人です。
多くの難民がこの国で行き場を失い、彼らはひっそりとこの国で暮らしています。

 難民は平和な祖国と家族との安全な生活を求めています。
 私たちの望んでいることと同じではないでしょうか?

東北関東大震災で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げ、また難民をはじめ外国籍の方々や入国者収容施設の被収容者の皆さんの生活と安全が確保されることを願い、皆様とともに活動を広げたいと思います。

「世界難民の日」‘11 関西集会実行委員会
日時:2011年6月26日(日) 12時開場  12時30分開始

場所:大阪市立住まい情報センター  ホール
大阪市北区天神橋6丁目4-20
TEL:06-6242-1160
地下鉄「天神橋六丁目」駅下車3号出口連絡、JR環状線「天満」駅北徒歩7分 地図はこちら
資料代:1000円 / 学生 500円

【内容】※内容は変更することがあります。
在日難民リレートーク

講演

・基調講演「難民条約のこれまでとこれから、市民社会とNGOの役割」
関西外国語大学・教授 新垣 修 氏

・「30年たった日本の難民受け入れ…裁判の事例から」
全国難民弁護団連絡会議会員・弁護士  空野 佳弘 氏

・「日本の難民受け入れは進むのか?」
民主党難民ワーキングチーム

難民ブース/出身国の情報や難民との交流を
写真展/アフガニスタン・ビルマ・コンゴ・パレスチナなど

【スタッフ等大募集】http://www.rafiq.jp/wrd/index.html

*日本ビルマ救援センターはブース出展いたします。