「難民」の現在をしる連続セミナー
日本社会をみつめる難民<~今秋スタートする「第三国定住」を問う~
2010 年9 月、タイのキャンプで暮らすビルマ(ミャンマー)難民27 人が来日します。
母国で迫害を受けた難民を避難先以外の国が受け入れる第三国定住制度を導入するのは、アジア初であるとして注目を集めています。
ところが当事者である難民がキャンプでどのような生活をし、何を思い、何を期待して来日するのか、私たちはどのくらい理解しているのでしょうか。
第三国定住の制度から思い起こされるのは、かつてのインドシナ難民の定住です。
1980 年代、日本にやってきたインドシナ難民を1 万人受け入れてから、すでに30 年が経過しています。第三国定住の受け入れに際し、インドシナ難民の経過を今一度ふりかえることで、今回の難民の受けいれにとどまらず、今後ますます国籍が多様化する日本社会の将来を考えることができるのではないでしょうか。
また、第三国定住が実施される一方で、日本国内で難民申請をしている人びとの問題も見すごすことはできません。日本の難民申請者たちは、法律、生活、文化などさまざまな問題に直面しています。皆さんにこの問題に考えていただくために、今回のセミナーを企画しました。
ふるってご参加ください。
第1回 2010年10月31日(日) 午後2時から4時 (会場:7号館3階731教室)
「第三国定住の功と罪 ビルマ難民の現状」
【講師】 中尾恵子(日本ビルマ救援センター) マ・テンテンウーさん(ビルマ難民)
第2回 2010年11月27日(土) 午後2時から4時 (会場:1号館地下1階15教室)
「ベトナム難民のたどった足跡」
【講師】 ファム・ディン・ソン神父さん(在日ベトナム人1世)トロンタイ・ハイさん(在日ベトナム人2世)
【会場】 専修大学 神田キャンパス東京都千代田区神田神保町3-8
*教室は各回でことなります。上記をご参照ください。
【参加費】 資料代 各回500円
【主催団体】(社)アムネスティ・インターナショナル日本
【協賛団体】移住労働者と連帯する全国ネットワーク、カトリックさいたま教区、カトリック東京国際センター、現代企画室、難民・移住労働者問題キリスト教連絡会、日本ビルマ救援センター、ビルマ市民フォーラム、ビルマ市民労働組合(50 音順)
【問合せ・参加申込受付】アムネスティ・インターナショナル日本 難民チーム
tel 03-3518-6777
amnestyinternationaljapan@gmail.com