2013年3月21日木曜日

宇田有三さんの写真集「Peoples in the Winds of Change」がAmazonで購入できるようになりました。

宇田有三さんの写真集「Peoples in the Winds of Change」がAmazonで購入できるようになりました。
>>Peoples in the Winds of change 1993-2012

宇田さんの写真集がアマゾンでも買える様になりました。(こちらをクリック)
(可能な方は直接申し込んで下さい。)
図書館へのリクエストもお願いします。

ビルマ語と英語ですが、写真集なので文が読めなくても大丈夫です。

<ビルマ(ミャンマー)で外国人初の写真集を出版してみた>

東南アジア最後の軍事政権だったビルマ(ミャンマー)
に初めて足を踏み入れたのが、1993年5月だった。そのビルマは2011年3月、「民政移管」を果たす。この国の取材を始めて知らぬ間に20年と8ヶ月が経っていた。当初は、軍事政権がそんなに長く続くとは思っていなかった。

経済制裁の解除されたビルマには今、海外からは首脳や外務大臣、経済団体が相次いで来緬(ビルマ)し、国内ではショッピングセンターの建設が進み、街中では携帯電話やスマートフォンも急速に広がり、交通渋滞さえ頻繁に起こっている。

しかし私自身、ビルマ軍事政権のこれまでの政策をみると、この変化をすんなりと受け入れられなかったのも事実だった。どこか(今でも)懐疑的なモヤモヤを抱えている。だが、ビルマのこの変化が本物なら、もしかして私の写真集がビルマで出せるかなと突拍子もないことを思いつき(いつものことだが)、昨年7月のビルマ訪問時、ダメ元で現地の最大手の新聞社(の出版社部)を訪れ、写真集の出版の可能性を打診してみた。

昨年7月の段階では私の写真のいくつかに「センシティブなイメージがあるので難しい」との回答だった。しかし私が日本に戻った2012年9月、ビルマで事前検閲制度がなくなる。そこで、改めて日本から出版社の担当責任者に、出版の是非についてメールで問い合わせると、「出版できるかもしれない」と返事があった。

昨年10月から12月、日本とビルマでメールのやり取りをするうちに出版できる可能性が大きくなった。そして2013年1月末、「民政移管」後のビルマで、外国人として初めてビルマ国内でドキュメンタリーの写真集を出版することになった。

2013年3月15日金曜日

ミャンマー(ビルマ)は本当に民主化したの?

ミャンマー(ビルマ)は本当に民主化したの?
現在の人権状況について各団体から報告します。

2011年3月の民政移管やアウンサンスーチー氏の釈放や国会議員当選など嬉しいニュースが続くミャンマー(ビルマ)。しかしカチン州で政府軍によると思われる空爆で民間人が死亡し、元良心の囚人が再び拘禁されるというニュースも入っています。

アウンサンスーチー氏の来日を記念して、ミャンマー(ビルマ)の現在の人権状況について各団体から報告します。
「今も獄中にいる『良心の囚人』の釈放を」アムネスティ・インターナショナル日本
「ビルマ難民の現状~タイ・ビルマ国境から」日本ビルマ救援センター

日  時: 2013年4月12日(金)19:00~20:30 (開場18:30)
場  所: 大阪市立総合生涯学習センター第5研修室
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5階 TEL06-6345-5000
資 料 代: 500円
お申し込み: アムネスティ大阪事務所にお申し込みください。ご予約いただいた方を優先いたします。
お問い合わせ: アムネスティ大阪事務所
〒541-0045 大阪市中央区道修町3-3-10 大阪屋道修町ビル302
TEL: 06-6227-8991 FAX: 06-6227-8992
Email: fwht6821@mb.infoweb.ne.jp (佐野)
主  催: (公社)アムネスティ・インターナショナル日本関西連絡会 http://www.amnesty.or.jp/
日本ビルマ救援センター http://www.brcj.org/

2013年3月6日水曜日

「ビルマ人権の日」を記念して

ビルマ(ミャンマー)で外国人初の写真集を出版してみた
20年以上の長期にわたり、ビルマを撮り続けてこられ、先般、写真集「Peoples in the Winds of Change」をビルマ国内で印刷、出版されたフォトジャーナリストの宇田有三さんをお迎えし、お話を伺います。
東南アジア最後の軍事政権だったビルマ(ミャンマー)に初めて足を踏み入れたのが、1993年5月だった。そのビルマは2011年3月、「民政移管」を果たす。この国の取材を始めて知らぬ間に20年と8ヶ月が経っていた。当初は、軍事政権がそんなに長く続くとは思っていなかった。

経済制裁の解除されたビルマには今、海外からは首脳や外務大臣、経済団体が相次いで来緬(ビルマ)し、国内ではショッピングセンターの建設が進み、街中では携帯電話やスマートフォンも急速に広がり、交通渋滞さえ頻繁に起こっている。

しかし私自身、ビルマ軍事政権のこれまでの政策をみると、この変化をすんなりと受け入れられなかったのも事実だった。どこか(今でも)懐疑的なモヤモヤを抱えている。だが、ビルマのこの変化が本物なら、もしかして私の写真集がビルマで出せるかなと突拍子もないことを思いつき(いつものことだが)、昨年7月のビルマ訪問時、ダメ元で現地の最大手の新聞社(の出版社部)を訪れ、写真集の出版の可能性を打診してみた。

昨年7月の段階では私の写真のいくつかに「センシティブなイメージがあるので難しい」との回答だった。しかし私が日本に戻った2012年8月、ビルマで事前検閲制度がなくなる。そこで、改めて日本から出版社の担当責任者に、出版の是非についてメールで問い合わせると、「出版できるかもしれない」と返事があった。

昨年10月から12月、日本とビルマでメールのやり取りをするうちに出版できる可能性が大きくなった。そして2013年1月末、「民政移管」後のビルマで、外国人として初めてビルマ国内でドキュメンタリーの写真集を出版することになった。

今回の報告では、ビルマでの出版のいきさつ(裏話?)と変化しつつあるビルマ(ミャンマー)の今を報告したい。
*写真集は報告会場で3,000円で販売いたします。
*ご購入ご希望の方は事前にbrcj@syd.odn.ne.jpまでご連絡ください。

写真集サンプルはこちら
http://www.uzo.net/sample/002_Yuzo_Uda.pdf
宇田有三
フリーランスフォトジャーナリスト
1963年 神戸市生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科 修了(法学修士)。教員を経て渡米。中米の紛争地エルサルバドルの取材を皮切りに取材活動を開始。現在、東南アジアや中米諸国を中心に、軍事政権下の人びとの暮らし・先住民族・世界の貧困などの取材を続ける。

日時:3月17日(日)14:00~16:00
会場:阪南大学サテライト
大阪市中央区高麗橋4-2-16 大阪朝日生命館6F
京阪・地下鉄御堂筋線「淀屋橋」12番出口すぐ
http://www.hannan-u.ac.jp/satellite/mrrf43000000e33j.html
会場連絡先:tmoriya@hannan-u.ac.jp
共催:ビルマ問題研究会