2011年8月14日日曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.3

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.3
【8月13日(土)】
サンクラブリ7時出発、メーソット到着が午後6時。長い距離の移動でした。



【8月14日(日)】
8月の満月の日、カレンのリスト・タイイングの祭りの日です。
出発前から、この日を楽しみにしていました。

バナナともち米とバナナの葉を掌に載せて、木綿の糸を相手の幸せを祈りながら手首に巻いてもらいます。お互いの幸せを祈りながら、糸を巻きあう姿はとても美しいです。

国境は今も閉じたままです。しかし、モエイ川を渡る手段として、雨季はオートが行きかっていました。
タイヤチューブは15バーツでしたが、ボートは20バーツかかるそうです。

昼食後、市場で長靴を買って、スカイブルー・スクールとゴミ捨て場に行きました。日曜日なので寄宿している生徒35人だけがいました。普段は143人が勉強しています。

学校を後にし、ゴミ捨て場へ。雨は降っていませんが、地面はぬかるんでいて、足首までの長靴では、泥が靴の中にはいってきそうでした。においもきつかった。

ミンスイさんの家族と再会し、お話を聞きました。家族がみんな健康そうで安心しました。

SAW(Social Action of Women)の子どもたちに会いに行きました。私たちの到着を待ってくれていたようで、にぎやかな出迎えを受けました。手遊びや、身体を使った遊びをみんなでしました。

マウンマウンティンにメータオクリニックのツアーをしてもらいました。外科病棟で27日前に地雷で足を失った男性患者(43歳)の話を聞きました。カレン州で、仕事に行く途中に地雷を踏んだそうです。兵士でもない、一般の人が地雷の犠牲者になるというのが、国境の現状です。義足の研修室でも大きなボードに地雷犠牲者のリストが書かれていて、それが毎日、数人ずついるということに驚きました。この現状は絶対、日本の人に知ってもらいたいと思います。

メータオクリニックのシンシア先生と1時間、お話を伺うことができました。いつも冷静で、たくさん降りかかってくる困難にも動じることなく対応される姿に敬服します。