2021年2月27日土曜日

署名のご案内(軍事クーデタに反対する在日ミャンマー人非暴力活動委員会より)

署名のご案内(軍事クーデタに反対する在日ミャンマー人非暴力活動委員会より)
みなさまへ
軍事クーデタに反対する在日ミャンマー人非暴力活動委員会より署名のご案内をいただきました。

ご協力いただける場合は署名用紙(このページの画像を印刷してください)に署名の上
「軍事政権に反対する在日ミャンマー人非暴力活動委員会」までお送りください。
住所は署名用紙の下部に記載されています。

どうぞよろしくお願いいたします。
日本ビルマ救援センター事務局

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ミャンマー民主化のための日本政府への要請及びサインキャンペーン開始にあたって
2021年2月21日

日本の皆様、 私たちは、今年 2 月1日にミャンマー(ビルマ)で起こった軍事クーデタに反対し、
民主的な政権の復活を求める在日ミャンマー人とこれを支援する日本の市民です。
ミャンマーは1962年の軍事クーデタ以来、長期間の抑圧的な軍事政権を経験してきました。
2016 年 にようやく、NLD(国民民主連盟)のアウンサンスーチー氏率いる民主的な政権が誕生しました。2020 年の公正・自由な総選挙でもNLDが大勝。新たな政権のスタートのために国会を召集する予定であった、まさにその日に国軍は再び軍事クーデタを起こし、アウンサンスーチー氏やウインミン大統領、その他の政権幹部等を拘束し、政治権力を奪取しました。 私たちは、このような国軍の不法行為を許すことはできません。

2月1日の軍事クーデタに抗議して、 ミャンマー国民は立ち上がりました。
ヤンゴンや首都ネピドーをはじめ、全国各地で連日何万人もの市民 が抗議デモに参加しています。
国内の医療従事者や教師、公務員などが軍事独裁政権への協力を拒否して職場を離れる、
いわゆる市民 的不服従運動(Civil Disobedience Movement/CDM)が広がっています。
こういった非暴力の抗議活動に対して、国軍や警察は弾圧を加えており、
現在までに警察・国軍の発砲 により少なくとも 3 名が死亡する事態となりました。
ミャンマーの自由・民主主義は、今重大な危機を迎えているのです。
1962 年から 2015 年まで続いた長い軍事政権の間、国民の自由や人権が奪われ、
そのために多くの国民 が犠牲になりました。
1988 年、当時の軍事政権に抗議する全国的な民主化運動が起こったとき、
軍はデモ 参加者を武力で弾圧し、数千人以上とも言われる犠牲者が出ました。
このような事態を招き、長く続いた 独裁軍事政権を繰り返すことは耐えがたいことであり、
私たちはミャンマーの現状を黙って見過ごすわけ にはいかないのです。
緊迫した状況の中、私たちはミャンマーの民主化に向けた努力に対して日本政府が大きな影響力を持つと考え、次のような要請を日本政府に提出することにしました。

①日本政府は、クーデタによって成立した軍事政権を正当なミャンマー政府として承認しないでください。
②アウンサンスーチー氏、ウインミン大統領、その他の NLD 政権指導者、平和的な抗議行動に参加した
 ミャンマー国民を即時・無条件に釈放するよう、軍事政権に強く求めてください。
③公正・自由に行われた 2020 年総選挙の結果を尊重し、国軍は政治から撤退するよう、
 軍事政権に強く 求めてください。
④民主的政権が復活するまで、ミャンマーへの ODA 等各種援助、経済協力を停止して下さい 。

このような要請行動にあたり、私たちの日本政府へのお願いにご賛同いただける皆様に要請の効力を補 強していただけるよう、
日本各地で署名を集め、要請と共に日本政府に提出することにしました。
私たちの思いをご理解いただき、ご賛同いただける方は、日本政府に私たちの思いが届くよう、
ぜひご 署名をお願い申し上げます。

軍事クーデタに反対する在日ミャンマー人非暴力活動委員会

2021年2月9日火曜日

ミャンマー(ビルマ)クーデターにおける声明文

ミャンマー(ビルマ)クーデターにおける声明文
2021年2月9日
日本ビルマ救援センター(BRCJ)

日本ビルマ救援センター(BRCJ)は、ミャンマー国軍の非道なクーデターを非難し、民主化を求めるミャンマー(ビルマ)の人びとの願いを破壊するいかなる試みも非難します。
ミャンマー(ビルマ)の人びととの連帯を表明します。

1988年のビルマ民主化運動から、BRCJは30年以上にわたり、ビルマ国内、日本にとどまらず海外の民主化支援組織と連帯し、ビルマの民主化を求める活動を行ってきました。
また、ビルマ国境や日本国内に逃れた難民の方々を支援する組織として、私たちは継続的かつ献身的にその力を注いできました。2010年代の民主化以降も難民支援を中心に活動を行っており、
直近では今年1月中旬より続いたカレン州におけるミャンマー国軍の攻撃に胸を痛めていました。
そんな中、ミャンマー国軍が2月1日朝、アウンサンスーチー国家顧問、ウィンミン大統領らを拘束し、国家権力を掌握したという宣言が伝わりました。
2月9日現在、ミャンマー(ビルマ)各地で人びとによる抗議活動が行われています。
国軍はそれに対しても、「国家の安定や法の支配を妨害する犯罪には、法的な措置を辞さない」と警告しています。
私たちは、ミャンマー国軍が選挙結果を認めずに国家顧問、大統領、そして市民らを拘束して民主主義を希求する人々を弾圧し、
彼らの権利の一切を略取していることを認めることができません。

BRCJ 5つの声明
1. ミャンマー国軍が、すべての拘束者を直ちに無条件で釈放することを求める。
2. ミャンマー国軍は、すべての報道規制を撤廃するとともに断続的な通信の遮断を
 一切停止し、報道の自由および表現の自由を保障すべきである。
3. 日本政府は、ミャンマー国軍に昨年11月のミャンマー総選挙結果の尊重と
 これに基づく早期の国会召集を求め、ミャンマーの民主化促進に向けて
 最大限の努力をすべきである。
4. 日本の企業は国軍系の企業と何らかの関係を有する場合、
 その提携を直ちに解消し、民主化に貢献すべきである。
5. ミャンマー国軍は、このクーデターにより、さらなる困難に直面することが予想される
 少数民族などあらゆる少数派、国内外の難民・避難民への弾圧を停止し、
 彼らの権利を保障すべきである。また、日本政府は、そのための支援を推進すべきである。

以 上


■■日本ビルマ救援センター(BRCJ)■■
1988 年創設。ミャンマー(ビルマ)民主化と難民の支援を行っている関西の NGO です。
BRCJ 事務局 FAX: 050-2008-0125 E-mail brcj@syd.odn.ne.jp