2011年8月15日月曜日

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.4

BRCJ2011年夏タイ・ビルマ国境訪問 Vol.4
【8月15日(月)】
ウンピャンマイキャンプへ。
山道を2時間進み到着。

KWOの事務所で、ボニョさんや他のスタッフに会い、お話を伺いました。
3月の訪問では悪天候で、他の場所を見学できませんでしたが今回は山の上のお寺とメータオクリニックの孤児の寄宿舎に行きました。
孤児たちには次回にギターとボールを届けることを約束しました。
帰路、大雨で道路が浸水している個所があり、しばらく立往生しましたが難なく通過できました。


メーソットのKWOで同行してくれるポウルー(仮名)は20歳のかわいらしい女性です。
キャンプ訪問の間、キャンプの案内とカレン語の通訳を務めてくれます。
一見するとわからないのですが、彼女の右足は義足です。
11歳の時に、隣の村にある学校へ行く途中に地雷を踏んだそうです。
「今日は様子がおかしいから、学校は休んだほうがいいよ。」というお母さんの言葉をきかずに、家を出た後のことでした。
2000年にメラキャンプに一人で来て、寄宿生活をしながら高校生のレベルを終了しました。
両親はカレン州のコートレイの近くで、今も農業をしながら生活しています。
両親とは連絡は取れますが、それ以来会っていません。バンコクに出稼ぎに行っているお兄さんや弟にも会えません。メーソットから出られないからです。
KWOのメンバーになった後、第三国定住でアメリカに行ける機会がありました。
しかし、お母さんが止めたので、今度はアメリカ行きをやめました。
ポウルーの話を聞いて、勉強したいという彼女の望みを何とかかなえてやることができないかと心から思いました。