2012年9月14日金曜日

ビルマ(ミャンマー)「変化」の行方

ビルマ(ミャンマー)「変化」の行方
昨年からビルマ(ミャンマー)は、大きく民主化の道へ踏み出し、今もその歩みを進めているように見えます。
しかし、少数民族の問題など私たちにはとらえられない国内問題も数多くあります。
軍政下のビルマ全土を20 年にわたって歩き、取材を続けてこられた宇田有三氏。
圧政に苦しむ少数民族をはじめビルマの人々の生活を撮り、世界に発信してこられました。
宇田有三氏の20 年に渡る取材と最新取材の報告、そしてロヒンジャ問題について語っていただくと共に、本年4 月に宇田氏に同行取材し、「ミャンマー・軍政20 年の真実~フォトジャーナリスト・再会の旅~」を制作した玉本氏から、宇田氏の取材を通して見えるビルマについてお聞かせいただきます。

宇田有三
フリーランスフォトジャーナリスト
1963年 神戸市生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科 修了(法学修士)。教員を経て渡米。中米の紛争地エルサルバドルの取材を皮切りに取材活動を開始。現在、東南アジアや中米諸国を中心に、軍事政権下の人びとの暮らし・先住民族・世界の貧困などの取材を続ける。
玉本英子
1966 年東京生まれ。デザイン事務所勤務を経て1994 年よりアジアプレス所属。アフガニスタン、コソボなど中東や紛争地域を中心に取材。2001 年以来、イラク取材は11 回におよぶ。2004 年、ドキュメンタリー映画「ザルミーナ・公開処刑されたアフガニスタン女性を追って」を監督した。2010年10月、2012年3~5月には宇田氏に同行しビルマを取材。
共著に「アジアのビデオジャーナリストたち」(はる書房)、「イラクで私は泣いて笑う」(JVC ブックレット)


日時:2012年9月22 日(土)18:15 開演(18:00 開場)
場所:大阪市立男女共同参画センター中央(クレオ中央)セミナーホール
   地下鉄谷町線四天王寺前夕陽丘下車徒歩3 分
   http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/access.html
定員:100 名 事前予約は必要ありませんが、参加人数確認のため事前に
   お申込みいただければありがたいと思います。
参加協力費:1,000 円
主催:DAYS JAPAN 関西サポーターズクラブ
   お問合せ・お申込み先 TEL 090-8539-7021 e-mail v-kansai@daysjapan.net

2012年9月11日火曜日

「B​RCJ 2012年バングラデ​シュ/ビルマ、タイ/​ビルマ国境訪問報告会​」/10月7日(日)​、大阪

ビルマ(ミャンマー)の西、バングラデシュと国境を接するラカイン州で2012年5月末に起こった事件は、ラカイン人やロヒンジャの人びとの間に100名近い犠牲者を出し、改めて「ロヒンジャ問題」を注目させることになりました。

昨年8月のテインセイン大統領とアウンサンスーチーさんの会談以後、ビルマ国内の政治は「変化」を続けています。しかし、ビルマ問題のいわゆる「民族問題」は、民主化問題より実は複雑だとされ、政治的な課題とされることはありません。
この「ロヒンジャ」の問題は、民族対立/宗教対立と報道されるだけで、その問題の真相はあまり伝えられていません。
ビルマにおける「ロヒンジャ問題」とは何なのか、バングラデシュにある「ロヒンジャ」の難民キャンプを訪れ、少しでもその実情に触れてみました。

また、タイ側国境では6月のアウンサンスーチーさんの難民キャンプ訪問後、「難民帰還」に関する情報も出てきました。支援NGOの関係者や難民から聞いた現状をご報告いたします。

なお、バングラデシュ訪問に際しましては大竹財団より助成をいただきました。

●BRCJ 2012年バングラデシュ/ビルマ、タイ/ビルマ国境訪問報告会●

〇日時:2012年10月7日(日) 午後2時~4時

〇会場:PLP会館 4階小会議室A
    〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋3丁目9-27 TEL:06-6351-5860
    http://plp-kaikan.net/access/a_index.html
〇会費:無料

〇内容:バングラデシュ「ロヒンジャ」問題について
    「ロヒンジャ」難民キャンプ訪問報告
    タイ/ビルマ国境難民キャンプ訪問報告
    第三国定住、難民帰還について
    BRCーJ支援報告

〇報告者:中尾惠子(日本ビルマ救援センター代表)
     宇田有三(フォトジャーナリスト)
     2012年BRC-J夏スタディツアー参加者

〇協力:大竹財団
〇申し込み:不要
〇問い合わせ:日本ビルマ救援センター brcj@syd.odn.ne.jp