2024年10月10日木曜日

Pao National Development Organization(PNDO)より支援活動の報告が届きました。

Pao National Development Organization(PNDO)より支援活動の報告が届きました。
9月に東南アジア各地を襲った台風11号(ヤギ)はビルマにも甚大な被害を及ぼしました。
日本ビルマ救援センター(BRCJ)ではみなさまから頂いた支援金と街頭募金を送金し、カウンターパートを通じて支援活動を進めています。

タイ、メーホンソンに事務所を構えるPao National Development Organization(PNDO)からは毎回商品購入の領収書と報告書が届いております。
最新の報告書を一部ご紹介いたします。

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私たちはカヤー国内避難民を代表して、BRCJの寛大な寄付に感謝の意を表したいと思います。 この寄付が、食糧問題で多くの困難に直面しているカヤー州の国内避難民を支援し、食糧問題の解決に多大な支援を提供できれば幸いです。

9月23日、BRCJより「洪水被害を受けた国内避難民への食糧プロジェクト」として49,843.30バーツ(7,270,000チャット)を受け取り、その全額を米、塩、食料品の購入に充てました。
食糧問題に直面している避難民に米40袋、塩4袋、食用油3箱を、「Myitta Yaung Chi キャンプ」の72世帯とPehkon郡区Mobye東部、カヤー州Demoso郡区「PaLaPha Field」の24世帯の計96世帯に提供しました。

降り続く大雨と氾濫したMobye貯水池ダムからの放水により、Beeluu Creek(chaung)の水位が上昇して9月15日から今日に至るまでMobyeの町と国内避難民キャンプが浸水しました。
そのために住民と国内避難民は安全な場所へ移動しました。
さらに、Mobyeの西側では、低地に建てられた地元民家や国内避難民キャンプの一部が、山の水とともに放水口から流れ出る水によって浸水しました。
水位が上昇し続け、Mobyeの町を含む多くの国内避難民キャンプや農場が浸水しているため、国内避難民は困難に直面しています。

同様に、私たちが食糧を提供してきたPekhon西部の国内避難民キャンプとMobye地域の国内避難民キャンプも洪水に見舞われ、再び安全な場所に避難しなければなりませんでした。
今も洪水に直面している国内避難民は、緊急時の食料、衣類、住居などの人道支援を必要としています。

私たちは彼らをより効果的に支援するために、さまざまな資金源から資金を集めています。
つきましては、引き続き食料支援を通じた貢献をお願いいたします。
シャン州南部、シャン・カヤー国境地域のPekhon郡区で3年以上にわたり多くの困難に直面している人々へのBRCJの寄付と配布に感謝いたします。 PNDO代表 クンセイントゥン


BRCJで支えられる支援はビルマ全体の被害からみると、ほんのわずかですが、確実に被災地、支援地に届いています。
引き続き、募金活動やイベントでビルマの現状を訴えていきます。みなさまのご支援に感謝申し上げます。