2024年1月16日火曜日

【絵画展のお知らせ】ビルマ(ミャンマー)人難民画家 マウンマウンティン絵画展2024

「STILL on The Border ー 国境の町からみつめる祖国の現在と未来」
ビルマ(ミャンマー)人難民画家 マウンマウンティン絵画展2024
2024年2月、12年ぶりにマウンマウンティンさんから原画をお借りして絵画展を行うこととなりました。
京都、奈良、大阪、神戸の4会場で行います。お近くの会場にお立ち寄りください。
また、最終日(3月3日(日) 神戸学生青年センター)に根本敬さん、宇田有三さんによる講演会を行います。
>>講演会のお知らせはこちら(講演会への参加はお申し込みが必要です。)
※講演会は定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。

また、それぞれの会場でギャラリートークを予定します。詳細は改めてご案内いたします。
全会場入場無料

Maung Maung Tinn マウンマウンティン

◆経歴
マウンマウンティンは、1969年にビルマ(ミャンマー)東部のカレン州に生まれる。
大規模な民主化運動が政府からの弾圧による血祭りに終わった当時、経済的困窮とカレン族への差別から逃れるため1994年11月27日に家を出て隣国・タイを目指した。

1995年1月にタイのメーソットに到着し、医療従事者の訓練に参加。病院助手として移民・難民のために働く傍らで、彼は再び絵を描き始めた。
現在は画家として、祖国やタイで苦しんでいる人々の為に日々絵を描いている。
自分の絵画を他国に届けることは祖国の窮状を人々に知ってもらうための彼の方法であり、自身の絵へ寄せられた寄付は国境沿いの多くの貧しい家族のために宛てている。
彼の思いは常にビルマに向けられており、心は国境の向こう側で日常的に起こっている暴力、貧困、虐待に対する悲しみに満ちている。彼は、自身の貢献が海の中に落とす一滴に過ぎないことを知っている。
それでも、より多くの人々がビルマの現状を認識し国際社会が変化することを願い、そして何よりも人々にビルマ難民のことを忘れないでほしいと訴え、筆を執っている。

◆マウンマウンティンと水彩画
マウンマウンティンは幼少の頃から絵を描き始めた。
もし色鉛筆を手に入れることができたなら、彼は何時間でも絵を描くことができた。
彼が初めて正式な絵の訓練を受けたのは、ある夏休みの間だった。地元の芸術家から1か月間教わった水彩画の技法。
後に芸術大学で学士号を取得してからも、それが彼の好む表現手段となっている。

人々の生活世界を緻密な筆致で描き出す彼の水彩画は、これまでにアメリカ、カナダ、スイス、イタリア、フランス、ベルギー、日本の7カ国で13回にわたり展示されてきた。


京都会場(共催:同志社難民支援プロジェクトRe-ING)
■日時:2月4日~9日(日~金) 10時から17時
■会場:同志社大学 寒梅館 地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩1分


奈良会場
■日時:2月11日~12日(日~月・祝) 10時から17時
■会場:ギャラリーまつもり 近鉄奈良駅から徒歩5分 東向き商店街をぬけ、もちいどのセンター街すぐ右


大阪会場(共催:アジア図書館・アジアセンター21)
■日時:2月20日~25日(火~日) 10時から17時
■会場:アジア図書館 阪急淡路駅西出口前すぐ


神戸会場(共催:神戸学生青年センター)
■日時:2月26日~3月3日(月~日)9時から20時 最終日は17時まで
■会場:神戸学生青年センターウエスト100 3階展示室 阪急六甲駅より徒歩2分


【講演会】「ミャンマー(ビルマ) 続く苦難と新しい国づくり・政治・国際関係・人びと」
■会場:神戸学生青年センターウエスト100 2階ホール
■日時:3月3日(日) 14:00~16:30
■定員:50名 先着順 
※講演会は定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。


根本敬(ねもと・けい)
上智大学名誉教授。専門はビルマ(ミャンマー)近現代史。
主著に『抵抗と協力のはざま—近代ビルマ史のなかのイギリスと日本』(2010年、岩波書店)、『物語ビルマの歴史―王朝時代から現代まで』(2014年 中公新書)、『アウンサンスーチーのビルマ:民主化と国民和解への道』(2015年 岩波書店)、 『つながるビルマ、つなげるビルマ:光と影と幻と』(2023年、彩流社)。
ほかに単著、共著、論文など多数。ビルマ問題に関するメディアでの解説も多く、講演も積極的に引き受けている。

宇田有三(うだ・ゆうぞう)
1963年神戸市生まれ。関西在住のフォトジャーナリスト。
中米の紛争地エルサルバドルの取材を皮切りに、東南アジアや中米諸国を中心に、軍事政権下の人びとの暮らし・先住民族・ 世界の貧困などの取材を続ける。ミャンマー(ビルマ)へは1993年から毎年訪問(2021年はコロナ禍で渡緬せず)、計45回の継続取材を行う。
著書に『ロヒンギャ 差別の深層』『観光コースでないミャンマー(ビルマ)』『閉ざされた国ビルマ』(以上、高文研) 写真集に"Peoples in the Winds ofchange 1993-2012"(『ミャンマー(ビルマ) 変化に生きる人びと』)など。


福岡(主催:福岡・ミャンマー友だちの会)
■日時:3月14日~17日(木~日)11時から17時 最終日は16時まで
■会場:福岡市男女参画推進センター アミカス2階ギャラリー
■講演会:ミャンマー人の声を聴く「ミャンマーは今どうなっているの?」
■講演会日時:17日13:30~15:00
■講演会場:アミカス2階視聴覚室
■講演会申し込み:fmtomodachi@gmail.com (先着40名)
■主催:福岡・ミャンマー友だちの会
■協力:一般社団法人日本ビルマ救援センター(BRCJ)


東京
■日時:4月 11日(木)~14 日(日)
■会場:早稲田奉仕園 早稲田スコットホールギャラリー
■主催:NPO法人メータオ・クリニック支援の会(JAM)
■協力:一般社団法人日本ビルマ救援センター(BRCJ)
    ミャンマーの平和を創る会・亀山仁
■協賛:早稲田スコットホールギャラリー
■講演会:4月13日15:00~16:30
♦NHK国際放送ビルマ語キャスター・ミャンマーレストラン ルビー店主 チョウチョウソウ氏
「クーデターから3年、ミャンマーはどこへ行くのか」
♦メータオ・クリニック支援の会 現地派遣員 有高奈々絵医師
「タイ・ミャンマー国境での医療支援」
定員 先着約 30名(参加無料、要申込)
申込先 NPO法人 メータオ・クリニック支援の会 support@japanmaetao.org