2022年1月1日土曜日

国軍によるレイケイコーへの攻撃に対しての声明文を[国民の皆様からのご意見」に投稿しました。

国軍によるレイケイコーへの攻撃に対しての声明文を[国民の皆様からのご意見」に投稿しました。
国軍によるレイケイコーへの攻撃に対して声明文を日本政府の首相官邸ご意見募集と外務省の[国民の皆様からのご意見」に投稿いたしました。
以下、投稿の内容をご報告いたします。

「レイケイコー」におけるミャンマー軍の攻撃に関して、迅速かつ具体的な調査と避難民への人道支援を日本政府に求める要望書

2021年12月14日、ミャンマー軍事独裁政権の元にある軍が、ミャンマー東部カレン州ミャワディ郡の町「レイケイコー」を襲撃しました。2月1日のクーデター後にレイケイコーに逃れていた2020年の総選挙で選ばれた国会議員2名の他、市民不服従運動(CDM)参加者、NGOスタッフら32名を拘束しました。翌15日、レイケイコーの町に戦闘が発生し、ほぼ全域の人びとがタイ側および、ミャワディ郡内のジャングルに避難しています。避難民は厳しい寒さに苦しんでいます。

レイケイコーは2015年、KNU(カレン民族同盟)とカレン州政府の平和の構築の取り組みを記念して、日本政府が日本財団を通して支援し、建設した町です。レイケイコーの治安はKNUが所管していました。この町は地元の人びとからも平和の象徴とみなされてきました。しかしながら、今回ミャンマー軍が襲撃し、人びとを拘束し、発砲しました。その結果、当初の平和という目的は破壊され、タイ側に3000人以上の人びとが逃れています。

現在、この地域は破壊され、不安定で避難民は大きな苦しみを味わっています。これがミャンマーの現状であり、私たち民主化を支援する団体は平和と民主化にとって大きな障害になると懸念しています。平和に象徴に関する約束を裏切ったミャンマー国軍の行為を許しがたく、強く非難します。

私ども、日本ビルマ救援センターは1988年よりビルマの民主化を支援する立場で、少数民族自助組織や在日ミャンマー人民主化団体と連帯し、活動を続けていきました。レイケイコーにも何度も足を運び、現地の状況を把握しています。

レイケイコーの設立は、日本政府と日本の人びとが、ミャンマーの平和に尽力していることの証明であると信じています。したがって、レイケイコーの事件に関して、日本政府が詳細に調査し、ミャンマー国民の意見、希望に添って平和と民主化のために、迅速かつ具体的な人道支援を提供してくださることを望んでいます。

2021年12月24日
日本ビルマ救援センター
代表 中尾 恵子