「2010世界難民の日」関西集会
関西集会 難民にもやさしい国に人間としての共感にもとずく「公正な難民制度」を私たちは求めています
ーBRCJは、マウンマウンティンの絵画展とブース出店を行いますー関西集会 難民にもやさしい国に人間としての共感にもとずく「公正な難民制度」を私たちは求めています
日時:2010年6月20日(日) 12:00~16:30
場所:大阪市住まい情報センター 大阪市北区天神橋6丁目4-20
TEL:06-6242-1160
地下鉄「天神橋筋六丁目」駅下車3号出口より連絡
JR環状線「天満」駅から北へ約650m)
資料代:1,000円(ワンドリンク付き)
●基調講演 「新しい難民制度への挑戦 -韓国の事例」 韓国国会議員ファン・ウヨ氏(韓国「難民等の地位と処遇に関する法律案」代表提出者)【ファン・ウヨ氏の紹介】ソウル地方裁判所・高等裁判所の裁判官を経て、韓国国会議員。人権、教育、青少年、伝統文化など幅広い分野で活躍され、日韓交流にも尽力。韓国国会人権フォーラム代表など。ソウル大学法学博士。
●パネルディスカッション 「新しい難民制度への挑戦」
韓国:ファン・ウヨ議員(同上)/キム・ジョンチョル弁護士(ソウル地方弁護士会難民人権幹事)
日本:辻 恵 衆議院議員/中村 彰 氏(アムネスティ日本・大阪難民チーム)
難民申請者や支援団体のリレートークも予定 写真展やブースなどの企画も予定 集会の最後には「交流会」を予定
■難民鎖国日本■
昨年の日本での難民申請者数は1388人ですが、難民として認められたのはわずか30人。難民条約を批准して29年が経ちますが、難民をめぐる状況は最近悪化しています。昨年末には「入国管理センター」に300人以上が収容されていることが分かりました。中には1年以上の長期収容されている難民もおり、難民認定されないだけではなく、不認定のまま裁判で争う機会を奪われた状態で送還される事態もありました。昨年、民主党を中心とする政権が発足し、難民問題に関心のある議員が誕生しましたが、難民申請者を救える庇護制度になっていないことの成果が難民認定30人に表れています。
■韓国で新たな「難民保護法案」!■
隣国韓国では、近年、人権政策で目覚ましい前進が見られました。2001年には国内の人権侵害を調査・勧告を行う国家人権委員会が設立され、2008年初めにはえん罪を防止するための刑事事件の取り調べを全面録音・録画する制度が法制化されました。そして昨年には、アジアのみならず世界でも最も野心的な難民保護法案が議員立法として議会に提案されています。独裁政治を終わらせ、民主化を進めてきた韓国は、今や人権分野でアジアのトップランナーに躍り出ています。韓国の挑戦は私たちに素晴らしいヒントと勇気を与えてくれるはずです。
■日本の制度を変えよう■
1000人を超える難民がこの国で行き場を失っています。自国で迫害された人々が庇護を求めた日本で再び迫害されるかのような、この状況を一日も早く終わらせましょう。人種、宗教、政治的意見の違いなどによって難民となった人たちが、日本で人道に基づいて保護される本当の難民となるための「法案」をみんなの手で創り上げましょう。