2009年7月18日土曜日

根本敬先生をお迎えして
アウンサンスーチーの「非暴力主義」とタイ国境で戦う民主化闘士たちの解釈

【特別講演会】根本敬先生をお迎えして
アウンサンスーチーの「非暴力主義」とタイ国境で戦う民主化闘士たちの解釈
日時:8月3日(月)午後7時~午後9時
講師:根本 敬 先生(上智大学アジア文化研究所、ビルマ市民フォーラム)
会場:阪南大学サテライト(中小企業ベンチャーセンタ-)
〒541-0043大阪市中央区高麗橋4-2-16 大阪朝日生命館6F
交通:大阪市営地下鉄「淀屋橋」駅 12番出口
http://www.hannan-u.ac.jp/venture/st9plj0000001cxi.html

【概要】
軍政下のビルマにおいて非暴力の手段で民主化を実現させようとするアウンサンスーチー。 1991年のノーベル平和賞受賞者である彼女は、まさに非暴力による民主化運動の指導が評価され、同賞を授かっている。そのことはしかし、海外で活動するビルマ人活動家のあいだではどのように解釈されているのだろうか。

本講演では、アウンサンスーチーの非暴力思想の特質を検討したうえで、本年3月にタイのチェンマイとメソートで実施した10人のビルマ人活動家への聞き取り調査を元に、彼らの「非暴力」理解を紹介する。例外なくアウンサンスーチーを支持する彼らだが、現実には暴力闘争を展開する組織が存在し、非暴力を実践しつつも本心においては暴力闘争の意義を認めている人々もいる。そうした理解が生じる背景と問題性について考えてみたい。